東京藝術大学音楽学部ならびに、東京藝大演奏藝術センターでは
新型コロナウイルス感染拡大防止のため、8月30日の開催は困難と判断し、一旦中止とさせていただくこととなりました。
延期開催の見込みが立ちましたら、演奏藝術センターホームページにて適宜お知らせしてまいります。
これまでにシェイクスピア、ゲーテ 、サティ 、グラナドス、バーンスタイン、クラーラ・シューマンなどを藝大の音楽と美術の領域を横断しながら取り上げてきた藝大プロジェクト。今年は生誕250年を迎えるベートーヴェンをとりあげ、《エグモント》を上演します。
藝大生の皆様はこのプロジェクトに出演者として関わってみませんか?
応募フォームはこちら(Googleフォームが開きます)
タイトル:藝大プロジェクト2020 GEIDAI BEETHOVEN 250
音楽劇 《エグモント》 〜ゲーテによる悲劇〜
日程:2020年8月30日(日) 14:15開場、15:00開演
会場:東京藝術大学奏楽堂
原作:ヨハン・ヴォルフガング・フォン・ゲーテ
作曲:ルードヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン
指揮:渡辺祐介
オーケストラ:オルケストル・アヴァン=ギャルド
プロデューサー:楠田健太
演出:植村真
ドラマトゥルク:針貝真理子
コレペティトール:松岡あさひ
キャスティング協力:瀬戸口郁(文学座)
美術:室井悠輔
舞台監督:浜田和孝
小道具:水本紗恵子
ステージマネージャー:小宮山雄太
『エグモント』は1775年から1788年にかけて13年かけてゲーテが「自由」について迷い続けながら書き上げた作品です。 戯曲における民衆と貴族の関係性とも似た様々な二項対立(理性と感情、自由と不自由)の同居を、エグモントと市井の人々との関係性に重点を置きながら、現代の様々な問題に通じる普遍的な問いを通して描き、かつてシラーがカットした音楽的な部分のみを採用しつつも、音楽のみでの上演となっていた「エグモント」を音楽と演劇の融合した形で上演します。
自由とは何か、正義とは、勝利とは何か..SNSなどによって情報に惑わされながら生きる私たちの現代社会にも共通するテーマを持ったこの戯曲を通して、音楽と美術、そして文学、演劇が混じり合いながら奏楽堂全体が過去から現在、そして未来を考えるための広場となればと思います(植村真)
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