2019年12月1日(日)13:00 開場 14:00 開演
東京藝術大学奏楽堂(大学構内)
「にんげんとアート」の最先端がここにある!
東京藝術大学では2011年から、芸術を通してすべての人が交流するイベント「藝大アーツ・スペシャル ~ 障がいとアーツ」を毎年開催してきました。9年目を迎え、今年はその趣旨を昇華させた新企画として、人間の多様性が生み出す超感覚を「七感」と名づけ、視覚・聴覚・嗅覚・触覚など様々な感覚に働きかける革新的な舞台「七感で楽しむシアター」をお届けします。障がいの有無を超えて子どもたちとトップアーティストが共に創り上げる〈動物の謝肉祭〉、そして義足のダンサー大前光市と世界的作曲家 藤倉大による夢のコラボレーションをお楽しみください。
◇第1部 谷川俊太郎の詩によるサン= サーンス《動物の謝肉祭》
サン= サーンス作曲《動物の謝肉》に登場する動物たちは、人間の多様性を映し出す鏡のようです。この作品のために谷川俊太郎が2014 年に書き下ろした詩の朗読、サイン・ダンス(手話による詩の身体表現)、動物をテーマにしたアニメーションと共に上演します。
朗 読:荒木唯子 筑波大学附属視覚特別支援学校 台東区立上野小学校ほか ダンス:雫境 /(映像出演:横浜市立ろう特別支援学校) ピアノ:児玉麻里 / 児玉桃 藝大フィルメンバーによる七感アンサンブル ヴァイオリン:澤 亜樹、村津 瑠紀 ヴィオラ:中川 玲美子 チェロ:山澤 慧 コントラバス:赤池 光治 フルート:大澤 明子 クラリネット:濱崎 由紀 打楽器:二ツ木 千由紀 映 像 :東京藝術大学 COI 拠点共感覚メディア研究グループ
◇第2部 《Sounding Seven Senses》 藤倉 大( 作曲) 大前 光市(ダンス) (東京藝術大学COI拠点委嘱作品・世界初演)
舞踊界に新たな地平を切り開いたダンサー大前光市のために、今世界が最も注目する作曲家・藤倉大が制作したダンス音楽の世界初演!「たたく」「はじく」「さわる」等、音の質感ごとにキャラクターの違う楽曲がコラージュされ、めくるめく音の移り変わりにダンサーの肉体が呼応します。音質を視覚化する映像や立体音響を駆使した「七感」を刺激する前代未聞のパフォーマンスは必見です。
ダンス:大前光市 ピアノ:大崎結真 サウンドプロジェクション:Nagie 三味線:本條秀慈郎 箏:LEO 笙:東野珠実 藝大フィルメンバーによる七感アンサンブル
◇第3部 トークセッション「音楽と身体」
出演者ならびにパフォーマンスを多方向から支えた技術者たちによるアフター・トークです。今回のダンス作品が誕生するまでの経緯、あの映像はどういう仕組みなのか、あの音響はどうなっているのか、最先端の科学技術と芸術を融合させた「七感で楽しむシアター」の舞台裏をご紹介します。
大前 光市 藤倉 大 東京藝術大学COI 拠点研究者 ほか
※スケジュール・曲目・出演者等は都合により変更となる場合がございますので、ご了承ください。
Comments