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管打楽器シリーズ2019 モーリス・ブルグ(ob)を迎えて― 晩秋に愉しむ「風の室内楽」



2019年11月2日(土)15:00開演(14:15開場)

14:30~プレトーク モーリス・ブルグ(通訳付き)

会場:東京藝術大学奏楽堂(大学構内)


文部科学省国立大学機能強化事業 「 国際共同プロジェクト」 管打楽器シリーズ2019 モーリス・ブルグ(ob)を迎えて― 晩秋に愉しむ「風の室内楽」


 今年80歳を迎えるモーリス・ブルグ氏は、現在も教育者として多くの逸材を育てる傍ら、50年以上の演奏活動において共演する演奏家に大きな影響とインスピレーションを与え続けています。今回3回目となる東京藝術大学での演奏会では、ファゴットの岡本正之准教授(今年4月に就任)をはじめ、本学教員、学生の共演を得て、マラン・マレから珍しい編成のプロコフィエフの《五重奏曲》まで、また最後はブルグ氏の指揮でカプレをお届けいたします。また今年度いっぱいで退任される小畑善昭教授とのデュオもどうぞお楽しみに。晩秋のひと時、東京藝術大学ならではの多様多彩なプログラムで “風の室内楽”をご堪能いただければ幸いです。  

栃本 浩規(東京藝術大学音楽学部教授 管打楽専攻主任)


 

█ 曲目


M.マレ:  オーボエとヴィオラ・ダ・ガンバとクラヴサンのための  《パリの聖ジュヌヴィエーヴ・デュ・モン教会の鐘の音》


J.ハイドン:  ピアノとオーボエとファゴットのための  《ピアノ三重奏曲 第17番》 ヘ長調 Hob XV:17


S.プロコフィエフ:  オーボエ、クラリネット、ヴァイオリン、ヴィオラとコントラバスのための  《五重奏曲》 ト短調 作品39


W.F.バッハ:  2本のオーボエのための  《ソナタ第1番》 ホ短調 Fk.54


A.カプレ:  2フルート、2オーボエ、2クラリネット、2ファゴット、2ホルンのための  《ペルシャ組曲》

 


 出演


オーボエ:モーリス・ブルグ Oboe:Maurice Bourgue  1939年11月6日生まれ。パリ国立高等音楽院をオーボエと室内楽で1等賞を得て卒業。1967年ミュンヘン、1968年プラハの春、1970年ブダペストと3つの国際音楽コンクールで第1位受賞。ミュンシュの招きで1967~79年までパリ管弦楽団首席オーボエ奏者。ソリストとしてアバド、バレンボイム、シャイイ、ガーディナーらと共演。1972年パリ管弦楽団のメンバーと共に管楽八重奏団を創立。教育者としてヴェーグ国際室内楽アカデミー音楽監督やジュネーヴ音楽院などで教鞭を執った他、世界各地でマスタークラスを開催。元・パリ国立高等音楽院教授、東京藝術大学音楽学部卓越教授。


フルート:高木 綾子 Flute:Ayako Takagi  東京藝術大学音楽学部附属音楽高等学校を経て、同大学音楽学部卒業(安宅賞)、同大学院修了。1999年宝塚ベガ音楽コンクール、日本フルートコンベンションコンクール、2000年日本管打楽器コンクール、日本音楽コンクールですべて第1位を受賞。2005年ジャン=ピエール・ランパル国際フルート・コンクール、神戸国際フルートコンクール第3位受賞。東京藝術大学音楽学部准教授。


オーボエ:小畑 善昭 Oboe:Yoshiaki Obata  東京藝術大学音楽学部卒業。同大学院修了。1973年毎日音楽コンクール管楽器部門第3位。1979~82年東京交響楽団に在籍後、1985年まで西ベルリンに留学し、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団のエキストラも務める。帰国後、新日本フィルハーモニー交響楽団首席奏者。1990年東京藝術大学音楽学部助教授、2008年より同教授。


クラリネット:野田 祐介 Clarinet:Yusuke Noda  パリ市立第10区音楽院、ヴェルサイユ地方音楽院を経てパリ国立高等音楽院を1等賞を得て卒業。第6回日本管打楽器コンクール・クラリネット部門入選、第3回日本クラリネットコンクール第3位入賞。2003年群馬交響楽団に第一奏者として入団、現在に至る。プラハ放響ほかと協奏曲を共演。NHK-FMリサイタル出演。昭和音楽大学、桐朋学園大学、東京藝術大学音楽学部非常勤講師。

ファゴット:岡本 正之 Bassoon:Masayuki Okamoto  1989年東京藝術大学卒業。同年東京都交響楽団入団。第6回日本管打楽器コンクール・ファゴット部門1位及び大賞受賞。1991~92年DAAD奨学生としてハノーファーにて研修。1996~97年アフィニス文化財団派遣研修生としてシュトゥットガルトで研鑽。都響首席奏者としての活動を中心に霧島国際音楽祭などに参加。本年4月より東京藝術大学音楽学部准教授。桐朋学園大学特任教授。


ホルン:木川 博史 Horn:Hiroshi Kigawa  東京音楽大学付属高等学校、同大学を卒業後、ベルリン芸術大学で学ぶ。第20回日本管打楽器コンクールホルン部門1位及び審査員特別賞、文部科学大臣奨励賞、東京都知事賞受賞。第39回マルクノイキルヒェン国際コンクールでディプロマ受賞。日本センチュリー交響楽団を経て2015年9月よりNHK交響楽団団員。東京藝術大学音楽学部附属音楽高等学校非常勤講師。


ヴァイオリン:二村 裕美 Violin:Hiromi Futamura  東京藝術大学音楽学部附属音楽高等学校を経て、同大学音楽学部卒業。第2回Kアンリミテッド国際音楽コンクールグランプリ。第8回横浜国際音楽コンクールアンサンブル部門第1位。CHAM QUARTET メンバー。在学中、澤和樹、山崎貴子の各氏に師事。2016年6月、響ホールにてブルグ氏と共演。現在、東京藝術大学音楽学部指揮科教育研究助手。


ヴィオラ・ダ・ガンバ:福澤 宏 Viola da gamba:Hiroshi Fukuzawa  オランダのデン・ハーグ王立音楽院卒業、ソリストディプロマを取得。ヴィオラ・ダ・ガンバをW.クイケン氏に師事。ソロ・リサイタルの他、古楽関係の音楽祭やバッハ・コレギウム・ジャパンの演奏会、レコーディングに数多く参加するなど、全国各地で多彩な活動を行う。CD「マラン・マレ/ヴィオル曲集第3巻」(2015レコード芸術誌特選盤)をリリース。東京藝術大学音楽学部、東海大学非常勤講師。 


クラヴサン:野澤 知子 Clavecin:Tomoko Nozawa  英国王立音楽院ピアノ科卒業、東京藝術大学大学院古楽専攻修了。ストラスブール音楽院、パリ市立高等音楽院クラヴサン科にて満場一致栄誉賞付き最優秀演奏国家ディプロムを取得。第17回山梨古楽コンクール第1位、ブルージュ国際コンクールディプロマ賞。文化庁芸術家在外研修員。内外で通奏低音奏者、オペラ制作研修員として活動。音と波動の研究を独自にしている。


ピアノ:渡邊 健二 Piano:Kenji Watanabe  東京藝術大学音楽学部卒業、同大学院修了。リスト音楽院修了。1974年日本音楽コンクール第1位。1979年ミュンヘン国際音楽コンクール第3位、1981年リスト・バルトーク国際ピアノ・コンクール第4位。1986年ハンガリー政府よりリスト記念メダル。東京藝術大学音楽学部教授。2018年ハンガリー政府よりハンガリー国功労勲章オフィサー十字型を受章。


出演学生:

フルート:河合 雪子  オーボエ:志村 樺奈 沖 響子  クラリネット:安藤 友香理  ファゴット:栗林 愛理  ホルン:梅島 洸立  ヴィオラ:今川 結  コントラバス:菅沼 希望


※スケジュール・曲目・出演者等は都合により変更となる場合がありますので、ご了承ください。


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