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東京藝術大学の現役教員やOB/OGを中心とする執筆陣が、極私的ベートーヴェンについて、リレー形式で自由に語るエッセイコーナーです。
好きであれ嫌いであれ、ベートーヴェンという存在、音楽家であれば全く無関心でここまできた、という人はおそらくいないでしょう。
多彩な切り口から浮き彫りとなる奥深い魅力を、執筆者の文章と似顔絵と共にとくとご堪能あれ!


演奏藝術センター
2021年1月6日
第17回 島根朋史「自粛の副産物は妙なin tempo?舞曲とベートーヴェン」
2020年。コロナ禍で多くの演奏機会を奪われた私たち音楽家にとって、昨年はどんな年だったのか。 春、自粛がなかなか明けず、自宅で撮った演奏動画をインターネットで公開する「宅録演奏」が流行した。夏頃からは有難いことに外でのコンサートの機会があったが、マスク姿のお客様とそれを上...
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2020年12月15日
第16回 植村太郎「ベートーヴェンと鮨」
エッセイなんてあまり書いたことないし、学生時代からレポートなどというものを書けたためしがないくらい文章は(も?)とても下手なので、「先生、ベートーヴェンについてのエッセイを書いてくださいますか」と頼まれた時正直困ったなと思ったのだが、、錚々(そうそう)たる先生方が素晴らしい...
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2020年12月4日
第15回 古川聖「マッシュアップ ベートーヴェン」
小川先生のエッセイ(https://www.pac.geidai.ac.jp/post/essay10)でも紹介されましたが、12月16日の250年目のベートーヴェンの誕生日に東京藝術大学 COI拠点と演奏藝術センターの共催で行われる「AIベートーヴェン」というオンライン・...
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演奏藝術センター
2020年12月2日
第14回 坂田哲也「坂田哲也的シュルレアリスムで描いたベートーヴェン」
ベートーヴェンの肖像(坂田哲也・作) *「藝大ベートーヴェン年」のシンボルマークとして制作され、いくつかのフライヤーなどにも登場している。 ―まず先生と「シュルレアリスム」との出逢いについてお聞かせください。 憧れの藝大に入って最初の頃は、石膏室に入れられて割とアカデミック...
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2020年11月23日
第13回 橋本久美子「ベートーヴェンに勤しんだ東京音楽学校の先輩たち」②
ベートーヴェンという作曲家は、音楽家であろうとなかろうと、日本人には一種独特の存在感があるようです。そのようなベートーヴェンとのお付き合いがいつ、どのように始まったのか、藝大音楽学部の歴史史料のなかに探ってみましょう。東京音楽学校の卒業生やご親族からお寄せいただいた史料から...
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2020年11月23日
第12回 橋本久美子「ベートーヴェンに勤しんだ東京音楽学校の先輩たち」①
ベートーヴェンという作曲家は、音楽家であろうとなかろうと、日本人には一種独特の存在感があるようです。そのようなベートーヴェンとのお付き合いがいつ、どのように始まったのか、藝大音楽学部の歴史史料のなかに探ってみましょう。東京音楽学校の卒業生やご親族からお寄せいただいた史料から...
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2020年11月18日
第11回 海老洋「塗り潰した絵具の下から、ベートーヴェンを掘りおこす」
『ネコトショウゾウ』(海老洋・作) ―今回「ベートーヴェンの肖像を描いてください」との依頼を受けた時どう思われましたか? いや「出来ない」と思いました。無理無理!と。そもそも僕は人物を描かないんですよ。点景やモチーフのひとつとして出て来ることはありますけど。しかもベートーヴ...
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2020年11月11日
第10回 小川類「前衛」が愛したベートーヴェン
2019年6月、上野の東京都美術館で開かれた「クリムト展 ウィーンと日本1900」を訪れた時のことだ。展覧会の目玉は、クリムト随一の大作と謳われた「ベートーヴェン・フリーズ」という全長34メートルの複製画だった。この作品の原画は1902年、作曲家ベートーベンに焦点をあてた展...
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2020年11月4日
第9回 渡辺祐介「ベートーヴェンと奏楽堂と僕」
「お前とベートーヴェンにまつわるエッセイを書け」との御沙汰を母校から頂戴した。 既にこのエッセイシリーズには、現職の先生方をはじめ目も眩むような大先輩諸賢が、それはそれは高尚で深い内容の名文を寄稿されておられるのは読者の皆様も御承知のことだと思う。そこへもってきて、皺の数推...
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2020年10月28日
第8回 針貝真理子「自由」をめぐる葛藤 — 音楽劇『エグモント』上演にあたって
おれは自由のために死ぬのだ、おれは自由のために生き、戦ってきた。 ベートーヴェン作曲の音楽劇『エグモント』の主人公は、おのれの死を目前にしてこう独白する。1548年から80年もの長きにわたって続いたオランダ独立戦争初期の英雄とされる彼は、スペイン貴族による圧政からの自由を叫...
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2020年10月21日
第7回 沼口隆「ベートーヴェン交響曲の室内楽編曲」
本年11月1日(日)15:00開演で、東京藝術大学奏楽堂において、ベートーヴェンの交響曲の室内楽編曲ばかりを集めた演奏会が開催される。《エグモント》序曲はピアノ1台4手とヴァイオリンとチェロによる3重奏、交響曲第5番はヴァイオリンとピアノの2重奏、交響曲第2番は弦楽器にフル...
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2020年10月14日
第6回 川口成彦「1772年、オランダ生まれの “ルートヴィヒ”」
各々の作曲家が生きていた時代の歴史的ピアノ、すなわちフォルテピアノの魅惑的な世界に藝大在学中にすっかり引き込まれたことは、私の藝大時代の大切な出来事でした。ハイドンやモーツァルト、ベートーヴェンの作品に、彼らが生きていたよりも約200年という長い年月を経た現代のピアノでのみ...
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2020年10月7日
第5回 越懸澤麻衣「過去の偉人から学ぶこと」
「ベートーヴェン生誕250周年」は、Covid-19の影響で残念ながら多くの企画が中止・変更を迫られたとはいえ、世界中で盛んに祝われている。演奏会に展覧会、新刊書籍や新譜CDの数々、そして記念グッズまで…。今でこそ、250年前に生まれた作曲家の作品が頻繁に演奏され、多くの人...
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2020年9月30日
第4回 大石泰「ベートーヴェンから浪花節まで」
「ベートーヴェンから浪花節まで」…これは私がテレビ朝日に在籍中、14年にわたって携わったテレビ番組「題名のない音楽会」の当時のキャッチフレーズです。「題名のない音楽会」は1964(昭和39)年、アジアで初めて開催された東京オリンピックの年に放送が開始された音楽番組です。この...
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2020年9月23日
第3回 迫昭嘉「ベートーヴェンと私」
私にはベートーヴェンは厄介な作曲家である。昨今のコロナ禍で人々を勇気づける「音楽」の存在がクローズアップされているが、彼の音楽はその筆頭かもしれない。ベートーヴェンの残した偉大な作品は自分にとっても大切な宝物であるが、それでも演奏する側にとっては厄介なのだ。...
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2020年9月16日
第2回 新井鷗子「聴覚障がいと音楽」
「君にだけ打ち明ける。実は3年くらい前から、耳がだんだん聞こえづらくなっているんだ。いろいろな治療を試したけれどまったく良くならなくて、耳は一日中、ザーザーゴウゴウと雑音が鳴っている。だけど、僕は耳が聞こえません、とはとても人に言えない。だからこの2年くらいパーティーや食事...
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2020年9月9日
第1回 河野文昭「浄瑠璃寺」
新型コロナウィルス感染防止が叫ばれ、東京と自宅のある京都との往復もはばかられたこの8月、京都に帰る新幹線の中の車内誌を読んでいると、奈良に近い京都の古刹「浄瑠璃寺」の特集が目にとまった。このお寺、過去に数回訪れたことがある。...
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